甘いコーヒーが好きな人
「コーヒーは好きなんだけど、ブラックは好きじゃない。
でも周りのコーヒー好きな人はブラックでしか飲まないし、ブラックで飲まない人はコーヒー好きって言いにくいなぁ。」
そんなあなたをBANAKANACOFFEEは応援します。
☑️この記事の信頼性
この記事を書いている私は、オンライン専用の自家焙煎のシングルオリジンコーヒー豆を販売するBANAKANA COFFEEを運営しており、
日々世界各国のコーヒー豆を購入して自宅で飲んでおります。
本記事の目次
日本人はブラックコーヒーが異常に好き
コーヒーは世界中で愛されているが、ブラックで飲む習慣が一般的な国は意外と少ない。
例えばコーヒー大国ブラジルや発祥の地エリオピアでも、砂糖を入れた甘いコーヒーが一般的。
ベトナムだと練乳を入れるのがポピュラーで最近ではヨーグルトを入れる飲み方も広がっているらしい。
一方で日本ではブラックを好む人が多い。
むしろ砂糖やミルクを入れることが邪道みたいな空気感すらある。
そんな風潮をぶっ壊していきたい。
日本人は素材そのものを味わう食文化で味覚も優れている
日本人がブラックコーヒーを好む理由としてよく挙げられるのは以下の2点。
・昔から素材そのものを味わう食文化が根付いているから
・日本人は味覚が優れていて、ブラックでも甘さや旨味を感じ取ることができるから。
つまり「ミルクや砂糖を入れなくても、ブラックコーヒーの美味しさがちゃんとわかるでしょ」という理屈。
だがこれは建前に過ぎない。
確かに日本人の味覚が優れているかもしれないが、少なくとも「素材そのもの」を味わっている人は今の日本にはほとんどいない(はず)。
旬のニンジンをそのまま丸かじりする人なんて見たことがないし、みんなむしろ添加物たっぷりのハムやソーセージが大好き(なはず)。
ではなぜ日本人はブラックコーヒーを好むのか。
私は別の理由があると考えている。
それはブラックコーヒー=スタイリッシュというイメージだ。
最初はみんなブラックコーヒーに憧れる
コーヒー=ブラック。
そんな風潮をぶっ壊すと言っておきながら、実は私もコーヒーをブラックで飲んでいる。
だが、安心してほしい。甘いコーヒーも大好きだ。
甘いコーヒーも飲みたいけど、太るのが怖くて避けている。(すでに太ってる。)
つまり、健康のためだ。理由がおじさんすぎて悲しい。
学生時代は砂糖を2本入れていたし、缶コーヒーは激甘なMAXコーヒーばかり飲んでいた。
そんな私がブラックコーヒーを飲むようになったのは、高校時代にバイトしていたマクドナルドがきっかけだ。
そこで「コーヒーブラックで」と注文するお客さんの姿が、妙にかっこよく見えてしまった。
本当にピュアだった。
それから私も「ブラックで」と注文するようになった。
最初は全然美味しくなかった。
でも、人間の適応力というのはすごいもので、だんだんブラックの良さがわかるようになってきた。
多くの男性が、ブラックコーヒーに憧れを抱いて飲み始めたんじゃないかと個人的には思っている。
だから女性がブラックコーヒーを飲み始める理由は謎。
是非教えてほしい。
美味いブラックコーヒーを一度試してみてほしい
苦味や酸味が苦手な人は、無理をせず砂糖やミルクを入れて楽しんでほしい。
だが、ブラックコーヒーが飲めるようになると、今よりコーヒーの楽しみ方が確実に広がる。
味の違いがはっきりわかるようになるから、選択肢が増えるのだ。
ブラックコーヒーが苦手な理由として、品質が劣化した豆で淹れたコーヒーを飲んでしまった経験があるのではないかと思う。
そんなコーヒーは、苦味ではなく渋みやえぐみ、酸味ではなく酸っぱさが強く出てしまい、「ブラックは不味い」と感じる人もいるだろう。それは非常にもったいない。
コーヒー豆はとても繊細で、保管方法を間違えるとすぐに品質が劣化してしまう。
劣化した豆で淹れたコーヒーは不快な味になる。
逆に、豆が新鮮で、お湯の温度や量を正しく調整したコーヒーは渋みやえぐみがなく、酸味も心地よい。
そんなコーヒーを一度試してみてほしい。
自宅での準備が面倒であれば、気軽に行けるスターバックスのコーヒーをおすすめする。
スターバックスはコーヒー以外の商品が魅力的過ぎて、実はコーヒーを飲んだことがない人も多いが、チェーン店の中では特に美味しいコーヒーを提供してくれている。
また、アイスコーヒーが好きなら、コメダ珈琲のプレミアムコーヒー「ソフィア」もおすすめだ。ブラジル産のシングルオリジンの豆を使っており、酸味がなく、苦味も少なく、後味もすっきりしていて非常に美味しい。
さらに、シングルオリジンのコーヒーを楽しみたいなら、専門店もいい。
もし東京に住んでいるなら、「LIGHT UP COFFEE」がおすすめ。
下北沢、吉祥寺、三鷹に店舗があり、浅煎りのコーヒーが特徴。スタッフはとても親切で、苦手な味を伝えれば、それに合ったコーヒー豆を提案してくれるはずだ。
美味しいブラックコーヒーを一度体験して、コーヒーの奥深い味わいを楽しんでほしい。
ブラックコーヒーは選択肢の一つでしかない
上でも書いたように、まずは一度美味しいブラックコーヒーを試してほしい。
苦味や酸味が強いと思って避けている人も、新鮮な豆や適切な抽出方法で作られたブラックコーヒーには、きっと驚くはず。
でも、ブラックコーヒーはあくまでコーヒーを楽しむ方法の一つに過ぎない。
結局、自分が一番「美味しい!」と感じる飲み方こそが、最高のコーヒー体験なんだと思う。
甘いカフェオレが好きなら、それがその人にとってのベスト。
気分によってブラックを楽しんでもいいし、砂糖やミルクをたっぷり入れてもいい。
コーヒーの楽しみ方に「正解」なんてものはない。
どんな風に飲んだって、自分が「美味しい」と感じられれば、それがその日の正解ってこと。
実際、私も甘いカフェオレを飲みながらこの記事を書いている。
健康やスタイリッシュさを気にしてブラックを飲むこともあるけれど、甘いコーヒーも大好き。
疲れた時に飲むとホッとするし、ブラックでは得られない満足感がある。
つまりコーヒーは自由。
小難しいことを考えずに、好きなように味わえばいいのよ。