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なんで副業でコーヒー豆屋をやっているのか|3年続けてわかったこと

BANAKANA COFFEEを運営している私は平日会社員をやりながら週末に焙煎をしている。いわゆる【副業】として運営している。

本業は会社員。副業でスペシャルティコーヒーの焙煎・販売をしている。
最近は副業している人も増えてきている。
データ統計上、副業に興味がある人は多いが、実際に副業をしている人は少ない。

ということで、今日はなんで私が副業をしているのか。その理由を書いていく。

もともと副業に興味を持っていた

元々、私も副業に興味は持っていて、ボンヤリとだが、やりたいと思っていた。
理由は3つ。

①自分でお金を稼ぐということをやってみたかった

会社員として給料をもらうのではなく、自分で商売をして、自分で稼ぐ経験をしたかった。
経営者って言葉は男心をくすぐるのかもしれない。

②本業とは違う経験がしたかった

会社員としての仕事内容は、コーヒーや飲食とは全く関係のないものをやっている。
副業を勧める人の中には、本業と関係あるものを勧める人もいるが、私としては様々な経験をしたかったので本業とは全く関係のないものをやりたいなと思っていた。

ただ、副業はやりたいと思っていたものの、最初からコーヒー豆の販売をやろうとは決めていなかった。何をやるかは決まっていなかった。
では、副業でなぜコーヒー豆の販売を開始しようと思ったのか。それにはきっかけが2つあった。

きっかけ①:友人の手挽きアイスコーヒー

当時はインスタントコーヒーしか飲んでいなかった私。
そんな私がコーヒーに興味を持ったのは、友人の家に遊びに行った時の出来事。

友人が手動のミルで豆を挽いて、アイスコーヒーを淹れてくれた。味ももちろん美味しかったけど、袋からコーヒー豆を出して手動のミルで挽いてハンドドリップをする。この所作すべてがかっこよく見えて、「いい趣味になりそうだな」と思った。そこからコーヒーにハマった。

行動力だけは人一倍ある私は、友人の家から帰る際にカルディに寄って、コーヒーを淹れるグッズ一式とコーヒー豆を購入。そこから毎日コーヒーを淹れる日々が始まった。
ただ、まだこの時は副業でコーヒー豆を販売するという考えは一切なかった。

きっかけ②:友人の手回し焙煎

毎日コーヒーを淹れる日々を過ごしている中、別の友人から趣味でコーヒーの焙煎をしているという話を聞いて、家に遊びに行った時に手回しの焙煎機でコーヒー豆を焙煎させてもらった。

このときに思いの外うまく焙煎ができて、「自分でもできそう」と思った。
ここでも行動力だけはある私は、家に帰る電車の中で手回しの焙煎機を購入した。そしてその電車の中でコーヒー豆の販売で副業をすることを決めた。

コーヒー豆の販売の副業に決めた3つの理由

ここまで行動力だけで副業を決めることを決めた。
とはいえ、最終的にやると決められたのは下記の3つの理由から。

①固定費(ランニングコスト)を低く抑えられる

商売をする上で、ランニングコストが上がるのは極力避けたい。これは私が普段の生活でも固定費を抑えることを意識しているので副業でもそれは大切にした。

コーヒー豆のオンラインショップであれば一番のランニングコストになるであろう店舗を持たなくて済む。
焙煎自体も自宅でできるので家賃がかからない。仮に売上が0でも、大きな損失はない。

今かかっているランニングコストは、この記事を載せているワードプレスのサーバー代とドメイン代。
それからバーチャルオフィス代、それからAI関係も課金している。

ランニングコストは月に1万円もかかっていない。安すぎる。

②廃棄(ロス)になるリスクが低い

また、食べ物などを販売する時にどうしても出てくるのが廃棄の問題。
例えば1万円で仕入れても半分廃棄することになった場合、それは5,000円のマイナス。これが仕入れ量が増えれば当然その金額も高くなる。

その点、コーヒー豆の生豆(焙煎する前の豆)は、長期保管が可能。なので、廃棄になるリスクが極めて少ない。
生豆は保管が効くので、焙煎前の豆を大量に仕入れても問題ない。焙煎後の豆も、注文が入ってから焙煎すれば在庫リスクはほぼない。もし残ったら全て自分で飲めばいい。

③初期費用を安く抑えることが可能

コーヒーのオンラインショップは初期投資も少なく抑えることが可能で、借金をする必要もない。
おそらく一番高いのは焙煎機になるけど、私が最初に購入した手回しのものであれば1万円程度で購入可能。コーヒー豆を挽くグラインダーやパッケージや生豆などを揃えても20万円あれば準備はできる。
この金額であれば万が一1円も売れなかったとして、人生が破滅することはない。
私にとってはこの安心感が大切だった。

上記の通り、私の副業はリスクを限りなく小さく始めたから、なんの心配もなくスタートさせることができた。

ちなみにデメリットも伝えると、費用が安く、リスクも低いということは誰でもできる。つまり、ライバルは多い。

開業準備から販売開始まで

副業を始めると決めてからは、開業の準備が始まった。
書類作成したり、必要な講習を受けたり、コーヒー豆を美味しく焙煎できるように練習したり、デザインを考えたり。

やることはたくさんあったけど、開業に向けた準備は楽しかった。

とはいえ、想像しているのと実際にやってみるのでは天と地ほど違った。

想定以上に売れない

2022年の11月頃から開業の準備をして、実際に商品を販売したのが2023年の2月。もちろん集客が必要なことはわかっていたので、開業準備の割と早いタイミングでインスタグラムを始めた。

今もだが、そのときにインスタグラムを初めてやったので、やり方とかも全くわからず、今思うともっと開業準備の様子を投稿できたらよかったなぁ〜とか思いつつ。
一応商品販売の前から、知ってもらおうとしてはいた。

そして2023年2月販売開始。
初めてだったので、最初はかなり数量を絞って販売をスタートした。その結果完売。

とても上々に見えるスタートも購入してくれたのは友人がほとんど。(本当にありがとう)

その後はまあ売れない。
月に2件くらいしか売れない月もあった。

もちろんそんな簡単に売れないと思っていたけど、こんなに売れないんだなぁっとびっくりしたのは鮮明に覚えている。

今思えば当たり前のことだが、
ほとんどの人は私のことも知らず、BANAKANA COFFEEのことも知らない。そんな中で、数あるコーヒー屋の中で選ぶ理由はないんだから当然買わない。

この時にやはり集客が大事と聞いたことがあったが、本当に大切なんだなと思った。と同時に、これはなかなか難しいなと思い、ここからどう改善していこうかをいろいろと考えた記憶がある。

もちろん今も試行錯誤をしながら様々な集客方法を試しているが、やはりここはなかなか難しいと今でも感じている。

開始2週間で手回し焙煎機は無理と気づく

集客は大変と言いながらも、一定の注文はいただけている状態だった。

一番最初、コーヒー豆の焙煎をしていた焙煎機は、手回しの焙煎機だった。
1回で焙煎できる量は100g程度。1回にかかる時間は20分程度。この20分の間、ずっと手回しをする必要があったので、その場から離れられない状態が20分続くため、そんなに多くない注文でもかなり大変だった。かつ、何が起こっても手を止めることができない。

また、その焙煎機は手回しの網の焙煎機だったため、チャフ(焙煎時に出る豆の皮)が飛び散るので、清掃が大変だった。

いや、焙煎の準備段階で気づくべきだったのだが、なぜ気づかなかったのか、、私自身が一番不思議に思っている。

なので、焙煎を始めてから2週間で手回し焙煎機をやめて、
現在も利用している半自動の焙煎機に変更した。

副業の時間の作り方

私は平日に会社員として働いているため、平日の日中は作業ができない。
そのため、基本的には土日と平日の朝と夜が作業時間となる。

現在の焙煎タイミングは毎週1回。基本は土曜日にまとめて焙煎する形。副業ならではのスタイルかもしれない。

焙煎以外の、例えば動画作成、リール作成、写真撮影、それからこのような記事の執筆に関しては、平日の仕事前の朝や、逆に仕事後の夜など、空いている隙間時間に少しずつ進めることが多い。

副業をやることを考えた時に「時間がないからできない」というのはよく聞く話。
本当にその通りで、1日は24時間だから、その時間の使い方が重要になる。

睡眠時間を削るのは無理

時間が足りないのであれば、睡眠時間を削ればいいと考える人もいるが、それはあまりオススメしない。長続きしないし、そんなことして本業に影響が出たらもはや本末転倒。

私は睡眠時間を削るとすぐに体調を崩すので、絶対に削れない。

やらないことを決める

いろんなところで言われていることだけど、これしかない。

私は下記の2点をやるようにしている。
①起床後にスマホを見ない。
②夜までYouTubeは見ない。

時間を消費する最強のアイテムがスマホなのでとにかくこいつから距離をとる。

寝室にはスマホを持っていかない。
そうすると寝る前に少しスマホ見ようで睡眠時間が削られたり、朝起きてからグダグダスマホを触ることもなくなる。あとはYouTubeを夜まで見ない。一度でも見たら止まらなくなる。
特に私は朝に副業の時間をとることが多いので、朝はYouTubeを開かない。これ重要。

副業をやっていてよかったこと

副業というか自家焙煎のコーヒー豆を販売していて、「やっててよかった」と思う瞬間はたくさんあるので紹介していく。

①お客さんから美味しいと言ってもらった時

定番のやつ。
もう定番すぎるんだけど、やはりこれが一番嬉しい。
特に今までコーヒーがあんまり得意じゃなかった家族が、このコーヒーは美味しいと言って飲んでいる、と言われた時はとても嬉しかった。

②売上が上がった時

こちらも定番。
商売をしている以上、売上が大切。
売上が上がっている時は嬉しい。2023年からスタートしてから今のところは毎年売上は上がっている。ただ、ここは調子に乗らずに丁寧さは常に意識しないといけないと思っている。

③リピーターになってくれた時

もちろん初めて購入してくれる新規のお客様も嬉しい。

ただ、0回から1回への壁は、集客の問題が大きい。一方で2回目の購入は、味や満足度で判断してもらえる。だから、2度目の購入をしてくださった時は、少しほっとした気持ちと、「あ、美味しいと思ってくれたんだな」という喜びでいっぱいになる。

④スキルが身につく

基本的には副業のことは全て一人でやっているため、売上管理、デザイン、フロー、集客を全て自分で考えてPDCAを回してよりよくしていく。これがとにかく楽しい。様々なやり方などを考えながら、やっている。

もちろんやっていく中で、自分の苦手なものとかも見えてくる。例えば売上の規模がもう少し大きくなったら、自分の苦手なものは外注するなどすることはあるかもしれないが、やはり自分で一度経験をしているということは、もし今後外注をするにしても、自分でやっているかやっていないかというところは大きな違いになってくると思っている。

⑤全ての決定権が自分にある

そして全ての決定権が自分にある。この状況はなかなか会社員では味わえないので、ここはとてもやりがいを感じる。

まず副業をやるのであれば、全てのことをまず自分で経験してみるというところも、今後のいい経験になるのではないかなと感じている。

今後の展望

長く続けたい。けど本業としては難しい

BANAKANA COFFEEはこれからも長く続けていきたいと思っている。そしてまだまだ知名度も皆無なので多くの人に知ってもらいたい。スペシャルティコーヒーを楽しんでもらいたい。結果として売上を上げたい。

本業にする可能性は極めて低い。飲食の世界はそんなに甘くないから。

スペシャルティコーヒーのため、価格帯は普通のコーヒーと比較してある程度高い。今の本業の給料と同等の金額を稼ごうと思ったとき、売上個数などを考えるとあまり現実的ではない。

そうなってくると、BANAKANA COFFEEだけで稼ごうと思うと他にもやらなくてはいけないことが出てくる。

アフィリエイト収入は狙いに行く

今後やっていこうと思っていることの一つにアフィリエイト収入がある。具体的にはコーヒー豆の販売をしているということなので、おそらく一般の人と比較したときにはコーヒー関連のグッズを使う機会も多い。コーヒーグッズなどの紹介、レビューなどを通してアフィリエイト収入も確保していきたいと思っている。

とはいえコーヒーグッズは安価なものも多く、アフィリエイト収入もそんなに大きくは期待できないため、こちらも本業を上回るような収入になることはなかなか考えにくい。

とは言いながらも、コーヒー豆の収入をしっかり上げていくこと、また収入の柱を増やすという意味で、アフィリエイト収入も今後しっかりやっていきたい。
会社員を続けながらでも、大きくできるところまでは大きくしたい。

副業を始めたい人へ

最後に副業を始めたい人に関しては、とにかくやってみること

今は副業の種類も多く、それこそYouTubeなどにも様々な情報が載っていると思うので、スタートを切ることのハードル自体はとにかくとても低くなっていると感じる。ただ、いくらハードルが低くなったとしても、行動を起こさなければそのハードルは超えられない。なのでここはとにかく始めてみる行動力が重要になってくると思う。

この記事でも記載したが、私はやはり不安があった。特に金銭面での不安があったので、とにかく小さく始めることが大事。

私の周りにも「副業をやってみたいんだよね」という方はたくさんいる。ただ、そこから実際に行動に移す人というのは本当に少ない。

繰り返しになるが、リスクを取らずに始められるのであれば、必要なのはお金ではなく行動力。もちろん、やってみて合う・合わないは必ず人によってあるはず。それがやっている内容なのか、それとも本業一本で集中してやった方がいいのか、そこは人それぞれなので判断はできない。ただ、それも別に副業を始めてから判断すればいいだけ。

私は2023年の2月からこの副業を始めたので約3年になる。売上で言えばもちろん全然多くはない。このお金だけで生活ができるほど稼げているわけでもない。

ただ一つ言えることは、私は副業をやって本当に良かったと思っている。

これからも副業として、BANAKANA COFFEEを続けていく。